イジワル御曹司様に今宵も愛でられています

「あの、お二人の関係って……」

「あら、羽根木くん言ってなかったの? 私たち大学の同期でサークルも一緒だったんですよ」

「ちなみに葛城も一緒。あいつは俺たちの二個上」

「三人割と気が合って、学生時代は一緒にいることが多かったんですよ。まさか就職してからもこんなに縁があるとは思ってなかったけど」


 羽根木さんと葛城さんとパーフェクト美人の松原さん。

 三人一緒のところを想像するだけで、神々しすぎて眩暈がしそう!


「あれ、そういえば葛城さんの方が先輩だったんですね」

 葛城さんは羽根木さんに絶対服従って感じだから、てっきり葛城さんの方が年下かと思ってた。

「あ、羽根木くんの方が年上だと思ってた? 羽根木くん、昔から人前では葛城さんには偉そうだったものね」

「仕事してる時だけね。つきあい古いし、普段はあいつ遠慮ないよ。人前では家元らしく大人しくしてないと結構怖いんだよ」

 仕事中とオフの時とどうもギャップがあるなあって思ってたら、羽根木さんの王子様キャラは葛城さんによって作られたものだったのね。

 羽根木さんが両手で肩を抱きぶるっと震える真似をすると、松原さんが「なんか想像つくわ」と声を上げて笑った。

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