独占欲強めな社長と政略結婚したら、トキメキ多めで困ってます
素直に彼の申し出を受け入れると、智也さんは優しい笑顔を向けてくれた。
ああ……この顔いいな。
いつもはピリっとした大人の雰囲気を纏った男性なのに、こんな風に笑うと目が細くなって可愛い。
「じゃあ、これからは帰る前にメールして」
「はい」
穏やかな時間の中で一緒のお弁当を食べて、ささやかな幸せを感じていると智也さんが再び話し始めた。
「あのさ、聞きたかっただんだけど……」
「はい」
「今まで彼氏がいなかったって言っていたけど、好きな男とかもいなかったの?」
「ぶはっ」
藪から棒に何を聞かれるのかと思いきや、恋愛話!?
突然の質問に驚いて、喉におかずを詰まらせてしまった。