独占欲強めな社長と政略結婚したら、トキメキ多めで困ってます
――彼女の身長は私と同じ、体型だってほぼ同じように見える。
「失礼いたしますね」
「は、はい……」
彼女の体型を細かくチェックして、やはり私と同じサイズだと確信した。
「実は私、Valerieの社員なんです。訳あってここに来ているんですけど……デザイナーの藤崎直樹は私の兄です。直談判してみようと思います」
「ええ! 藤崎直樹さんの妹さん? 本当ですか……!?」
「はい。しかも私とほぼ同じ体型をされています。これだったらサロンに通わなくても私のドールで採寸ができます。これも何かの縁かもしれません」
とりあえず直樹と晴樹に許可を取らないといけないので、一旦席を外れて電話をかける。
「……もしもし?」
『詩織、お疲れさま。どうしたの~?』
「直樹、お願いなんだけど、ウェディングドレスを三週間で作ってくれないかな?」