独占欲強めな社長と政略結婚したら、トキメキ多めで困ってます
「妻にも都合があるだろうから、聞いておく」
「はい、皆楽しみにしていますので、よろしくお願いします」
笑顔でそう言われてしまい、どういうリアクションを取っていいか分からず、曖昧な笑みでやり過ごした。
仕事を終えた詩織を乗せて、俺は車を運転しながら先程の山口との出来事を話した。
「ホームパーティですか? いいですね、楽しそうです!」
「えっ……」
予想外の反応が返ってきて拍子抜けした。
まさかそんなリアクションだとは思わなかった。
お祝いをもらったとは言ったが、海外旅行だとは言わなかった。俺と二人きりで海外旅行に行こうと言って、二つ返事をするようには思えなかったからだ。
二人きりの旅行は、もう少し時間が必要だろう……。
社員を呼んでホームパーティをしようと言ったらどう思う? と詩織の意見を求めたところ、楽しそうだ! とはしゃぎ始めた。