独占欲強めな社長と政略結婚したら、トキメキ多めで困ってます

「じゃあ、今週末でもいい?」
「いいですよ。お掃除頑張らないと」
「俺も手伝うよ。今まで君に任せっぱなしだったけど、俺も一緒にやる」

 仕事をしている、という条件は二人とも同じだ。家事だって同じ分量するのがフェアだ。最初は家事全般を頼むと言っていたけれど、これからちゃんと分担制にしようと提案した。

「でも……私、そのためにこの家に来たのに……」
「気にしなくていい。もうそう決めたから、いいだろう?」
「強引ですね」
「ああ、ここは譲らない」

 助手席に座る詩織は、困ったような笑顔で俺を見ている。

 俺のわがままで振り回してごめん。
俺のことをどう思っているか分からないけど、少しでも詩織に近づきたい。

いろいろなことを共有して、仲良くなりたい。

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