独占欲強めな社長と政略結婚したら、トキメキ多めで困ってます
高橋さんは、PWのショップカウンターに入ってくるまで、何度も何度もウィンドウから中を眺めて、やっとの思いで足を運んでくれた人。
両親に結婚を反対されていて、このまま愛する人と離れてしまうかもしれないという不安を抱えたまま、どうしても結婚式を挙げたいんだと私に訴えかけてきた。
Valerieのドレスについて嬉しそうに話してくれたこと、彼のことを愛しているのだと話してくれたことを思い出したら、私は自ずと頭を下げていた。
「何なんだね、君は。娘のことはあなたに関係ないでしょう。そこまでしていただく義理はないよ」
「いいえ。私は高橋さんの担当のプランナーです。ご両親に反対されていても、どうしてもこの挙式をあげたいのだというお話を聞いていました」