地下室のフィアンセ ~秘密を愛しすぎた獣~
日が経つにつれて、徐々にその臭いは強さを増していった。
「はぁ、はぁ、はぁ………」
ついには密閉された男の家で臭いは消えることなく女を襲った。
「もう嫌、嫌、嫌嫌嫌嫌嫌………!!!!!」
女の頭には男が殺人鬼で、女はその現場を目撃してしまったから監禁されてしまったのではないか。
はたまた男は女の恋人を嫉妬にまかせて殺し、女は男に囚われたのではないか。
そんな妄想が臭いとともに加速して、女を支配した。
「死ぬ死ぬ死ぬ!!
このままじゃ私、死んでしまうわ…!!」
女の精神は徐々に壊れていった。