キネウム王子とイーディス姫の溢れ出るパトス
「あ・・・あの・・・姫様」

「大丈夫ですか?」

白蛙はイーディスの方を

その真っ赤な瞳で見つめます

「あぁん?あたしが大丈夫ってんだから」

「大丈夫に決まってんしょ」

「てかさ」

「あたし蛙の姫なんでしょ?」

「いいじゃんこれで」

「むしろこれ以外考えられんでしょ」

素っ裸で後ろに手を組み

偉そうに歩くイーディスに

蛙達はもうどうしていいやら

分からなくなっていました

「いくら蛇を避けるためとはいえ・・・」

「姫にはそれなりの恥じらいを・・・」

「でもさぁ・・・何ここ」

「もりもり蛇出てくるじゃん」

「もうあたし脱ぐ物無いよ?」

「脱皮しろってんの?気合で?」
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