キネウム王子とイーディス姫の溢れ出るパトス
イーディスの脳はパンク寸前でしたが

薄っすらと世界地図が見えてきた様な

そんな気がした瞬間

なんか遠くの方から

誰かが走ってくる気配を感じました

「お母様!?もしやキネウムおごっ!」

「それともう一つ言い忘れてた」

「彼女は軽度のアルツハイマーだ」

「何か知りたい事があるなら」

「何でも私に尋ねるといい」

「君が求める程度の事なら」

「全て私が知り得ている事だからね」

イーディスを後ろから抱きしめ

口の中に無理やり指を突っ込んでいる

プラティ探偵を見て

アルキ少年は少し嫉妬してしまいました

しかしその時です

プラティ探偵ががっつり吹っ飛びました

人魚の魔法か!それとも巴投げか!!

いやいや違います

この光景をずっとずっと前から見ていた

はぁ?魔法少女?

そんなもんアニメの話だろ?

きめぇんだよ馬鹿現実を見ろ

が口癖の藤袴君だったのです!!
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