溺愛本能 オオカミ御曹司の独占欲には抗えない
じっと眺めていたら、可憐さんに注意された。

「栄養失調で入院したんでしょ?もっと食べなきゃダメよ」

「はあ」

気のない返事をしたら、彼女が見るに見かねて、私の分を頼み出した。

美味しいけど、この味に慣れてはいけない気がする。

普通のOLはデートでもこんな店に来るのは難しい。

でも、たまに夢見るのはありなのかな。

そう自分を納得させ寿司を味わう。

やっぱり回転寿司とは違う。

シャリも人が握ったせいかすごく美味しい。

そんな私を見て満足気に可憐さんは微笑み、ある暴露話をした。

「遥が『修也の妹と婚約するから』って言って来た時は正直驚いたわ」

ホント、私の許可なく何を言っているのか?

顔を引きつらせながら、可憐さんに確認する。

「それ、いつの話ですか?」
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