溺愛本能 オオカミ御曹司の独占欲には抗えない
だが、彼は涼しげな顔で横にいるアメリカ大使館の職員と流暢な英語で話をする。

そこへ大統領と駐日大使がやってきて、遥はサイバーテロの最前線の話をし、周囲の人までもが聞き入っていた。

大統領からは「今度別荘に遊びに来なさい」と有難いお言葉を頂戴した遥。

どうやら大統領とも顔見知りらしい。

彼の交友関係って計り知れないわ。

それから大統領のスピーチが終わり、前菜やオードブルに舌鼓を打っていたら、遥とバーで会った時に一緒にいた女性に出くわした。

馴れ馴れしく彼の腕に手を絡めるのを見て、胸がムカムカする。

お酒は飲んじゃいけないから炭酸水を飲みながらその様子を見ていたら、彼女と目が合った。

ニヤリと口角を上げる彼女。

“彼は私のよ”と言わんばかりの顔だ。

ここにいるということは、誰かにエスコートされて来たのだろうか?

それとも招待されて来たのか?
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