溺愛本能 オオカミ御曹司の独占欲には抗えない
それが彼と何度目のキスかもうわからない。

同居して一ヶ月も経っていないのに、数えきれないほどキスをした。

遥の私への思いが伝わってきて、胸が熱くなる。

「俺にとってはお前が世界で一番美人で、世界で一番いい女で、世界で一番手強いよ」

彼はキスを終わらせると、この上なく甘い声で囁いた。

彼の告白を聞いて改めて感じる。

私……遥に愛されているんだ。

彼への悪い先入観があって、ずっとそれを信じられずにいた。

『世界で一番手強いよ』というのが、遥らしい。

「私も……遥が好き」

どうしても言いたくて自分の気持ちを伝えると、彼は微笑んだ。

「もう知ってる。だから、俺から逃げようとしたんだろう?」

「遥のこと好きになったら、遥に疎まれると思ったから。それに……」

自分のお腹に手を当てる。

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