溺愛本能 オオカミ御曹司の独占欲には抗えない
その様子をじっと見た遥が、爆弾発言をした。

「実は、お前とした時は二回とも避妊していない」

『避妊していない』?

「え?」

絶句する私の顔を見て、彼は真顔で続けた。

「お前を一生俺のものにしたかったから。だから、お前に『俺に絶対に惚れないこと』なんて言って、俺を好きになるように仕向けた」

それは、お兄ちゃんが言ってた通りだった。

でも、避妊してないって……ええ〜⁉︎

頭はパニック。

女との付き合いに慣れてる彼がどうして?

遥を責めていいの?

いや、なんか違う。

自分だって避妊なんて考えなかった。

ええと〜。落ち着け、落ち着いて考えよう。

彼は私が妊娠することを望んでいたってこと?

「俺の子妊娠してるんだろ?」

優しい顔で彼が私のお腹にそっと触れてきてドキッ。
やっぱり、置きっ放しにしていた妊娠検査薬見たんだ。
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