わたしと専務のナイショの話
「どうしました?」
と御堂が声をかけると、岡村は、いや、と焦ったように言ってきた。
「車両に頼んでおいたのに、今日、十一時から常務がお出かけになる車の手配が出来てなかったみたいなんだよ。
どうしよう。
他の人ならともかく、田中常務だからなあ」
と岡村は渋面を作る。
そういえば、さっき、先生も常務がどうとか言ってたな。
田中常務って、気の荒い人なのかな? と思ったとき、
「どうした?」
とエレベーターから降りてきた京平も騒ぎを聞きつけ、やってきた。
「専務っ」
と岡村は一瞬、まずいっ、という顔をしたが、気難しいらしい常務より、若い京平の方が話しやすいのか、岡村は結局、京平に事情を説明した。
「で、車両に聞いたら、電話を取った子が、新人だったみたいで、メモを違う場所に置いてたらしいんです」
同じ新人の失敗と聞いて、のぞみは固まる。
自分もいつなにをしでかすかわからないと思ったからだ。
と御堂が声をかけると、岡村は、いや、と焦ったように言ってきた。
「車両に頼んでおいたのに、今日、十一時から常務がお出かけになる車の手配が出来てなかったみたいなんだよ。
どうしよう。
他の人ならともかく、田中常務だからなあ」
と岡村は渋面を作る。
そういえば、さっき、先生も常務がどうとか言ってたな。
田中常務って、気の荒い人なのかな? と思ったとき、
「どうした?」
とエレベーターから降りてきた京平も騒ぎを聞きつけ、やってきた。
「専務っ」
と岡村は一瞬、まずいっ、という顔をしたが、気難しいらしい常務より、若い京平の方が話しやすいのか、岡村は結局、京平に事情を説明した。
「で、車両に聞いたら、電話を取った子が、新人だったみたいで、メモを違う場所に置いてたらしいんです」
同じ新人の失敗と聞いて、のぞみは固まる。
自分もいつなにをしでかすかわからないと思ったからだ。