わたしと専務のナイショの話
「結婚するんだってな、来週」
「誰に聞いたんですか?」
「聞こえたんだ。
運悪く、公園を横切ってカツ丼屋から戻ってたら。
専務の何処がいい?」
「いや……、それが自分でもよくわからないんですよね」
と言うと、
「よくわからないのに結婚するなよ」
と言ったあとで、祐人は、ふと考え、
「いや、でも、俺もお前の何処がいいのか、さっぱりわからないな」
と言い出した。
あのー、私は、『よくわからない』と言っただけで、『さっぱり』なんて言ってないんですけど。
そっちの方がひどくないですかね? と思っていると、祐人は、
「だが、好きだ。
自分でも訳がわからない」
と言う。
「俺はそれなりモテるのに。
なんで、好きになってはいけない相手ばっかり好きになってしまうんだろうな?」
「誰に聞いたんですか?」
「聞こえたんだ。
運悪く、公園を横切ってカツ丼屋から戻ってたら。
専務の何処がいい?」
「いや……、それが自分でもよくわからないんですよね」
と言うと、
「よくわからないのに結婚するなよ」
と言ったあとで、祐人は、ふと考え、
「いや、でも、俺もお前の何処がいいのか、さっぱりわからないな」
と言い出した。
あのー、私は、『よくわからない』と言っただけで、『さっぱり』なんて言ってないんですけど。
そっちの方がひどくないですかね? と思っていると、祐人は、
「だが、好きだ。
自分でも訳がわからない」
と言う。
「俺はそれなりモテるのに。
なんで、好きになってはいけない相手ばっかり好きになってしまうんだろうな?」