わたしと専務のナイショの話
「いや――」
と京平が断りかけると、京平の父が、
「ああ、そうか。
まだお前には、無理かー。
今の会社で専務ですら、まともにこなせてないようだもんなー」
と笑いながら言う。
カチンと来たらしい京平の顔を見ながら、
……これか、とのぞみは思っていた。
こういう言葉であおって、教師をやめさせたんだな、と気づく。
「教師も無理。
専務もいまいち。
そんなんじゃ――」
「お義父さま」
とのぞみは京平の父の言葉をさえぎった。
「京平さん、まだやりませんから、社長とか。
せっかく、専務として、厳しい田中常務にも認められてきたところなのに」
と側で伽耶子と話していた常務を手で示すと、常務は、
えっ?
まだ、認めてないけどっ?
という顔をする。
のぞみは常務をキッと振り向き、
じゃあ、京平さんの代わりに、野心満々な専務とかやってきて、めんどくさいことになってもいいんですかっ、
と目で訴える。
と京平が断りかけると、京平の父が、
「ああ、そうか。
まだお前には、無理かー。
今の会社で専務ですら、まともにこなせてないようだもんなー」
と笑いながら言う。
カチンと来たらしい京平の顔を見ながら、
……これか、とのぞみは思っていた。
こういう言葉であおって、教師をやめさせたんだな、と気づく。
「教師も無理。
専務もいまいち。
そんなんじゃ――」
「お義父さま」
とのぞみは京平の父の言葉をさえぎった。
「京平さん、まだやりませんから、社長とか。
せっかく、専務として、厳しい田中常務にも認められてきたところなのに」
と側で伽耶子と話していた常務を手で示すと、常務は、
えっ?
まだ、認めてないけどっ?
という顔をする。
のぞみは常務をキッと振り向き、
じゃあ、京平さんの代わりに、野心満々な専務とかやってきて、めんどくさいことになってもいいんですかっ、
と目で訴える。