モテ期到来!?!憧れ上司とイジワル同期に迫られてます
忘れていたが、剛に弱味を握られていた。

なぜか仁と付き合うのを強く反対しているように思える。


「早めに出せるなら出せ。俺も余裕が出来て助かる。」

「何で悠菜と?会食か?」

「デートだ。それだけなら切るぞ。」

「はあ?デート?悠菜に変わって。」


大声で叫ぶ声が漏れて聞こえてくる。

驚くよね…………普通は。


「仕事の話は終わっただろ?」

「仕事の話じゃないから変わって。」

「何だ?デートの件か?俺が誘った。」

「変わって。」


明らかに不機嫌な声がダダ漏れだ。

視線が交わる。


「悠菜、剛はただの友達か?」

「兄貴、変われ!」


真剣な眼差しに大きく頷いた。


「剛、ただの友達らしいぞ。」

「わかってる!悠菜!わかってるよな?」


剛は意味不明だ。

何で怒ってるの?

そんなに反対するのは何で?


「わかってる?って何?」


今度は仁が質問した。

意味深な言葉の意味を聞き出そうとしている。
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