モテ期到来!?!憧れ上司とイジワル同期に迫られてます
コンコン。

扉をノックして部屋に入る。


「榛名取締役、失礼します。」


デスクに向かって仕事をしていた取締役の手が止まり、視線が向けられる。


「会議の資料をお持ちしました。」

「ありがとう。」

「先程、内線にてお話致しましたが。」

「金曜の会食の件?」

「はい。スケジュール調整も出来ましたので、出席をお願いします。」

「わかった。5分前に呼びに来て。」

「はい。開発企画部の榛名さんも一緒に出席されますので。」

「ふーん、了解。」


一礼をして、取締役室を出て行こうしたが…………。


「斉藤さん、剛とは同期だっけ?」


足を止めて振り返った私は大きく頷いてみせた。


「はい、そうです。」

「剛に、斉藤さんとは仲が良いって聞いたよ?」

「普通ですよ。では会食の件、会議資料を宜しくお願いします。」


再び歩き出した私は扉を開けた。

ただ突き刺さる視線を背中に感じたが、気にする素振りは見せずに出ていった。
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