御曹司の愛され若奥様~24時間甘やかされてます~
しまった、と思い、私は慌てて彼に背を向ける。
けれど「日和!」と大きな声で名前を呼ばれてしまい、とりあえず足を止める。
彼が近付いてくるのを背中越しに感じるけれど、怖い。
振り向けない。だって、何を言われるの?
あーあ、浮気がバレちゃったって思われてる?
ていうかそもそも私が浮気相手? 結婚する気なんて最初からなかったとか?
わけがわからないよ……。
「日和、どうしたの? こんな所まで!」
彼の声色はいつも通り明るいもので、ひとまず顔だけ彼に振り向く。
声色だけじゃなく、顔も笑っている。いつもの笑顔だ。
……仮にも婚約者に浮気現場見られて、何で笑っていられるの?
私のこと……好きだってあんなに言ってくれたのに。
「あ、メッセージくれてたんだ。ごめん、気が付かなくて。もしかして、それ……お弁当? 作ってきてくれたの?」
携帯を見ながらそう言い当てる彼に対して強い恥ずかしさを感じ、顔がカァッと熱くなる。
渡そうと思って持ってきたお弁当の袋を、思わず自分の背中に隠す。
「日和?」
……私、何で陽平くんの言葉をそんなに信じ切ってしまっていたのだろう。
私達が幼少時代に会ったことがあるのは事実。彼の初恋が私だということも本当かもしれない。
でも……今の私に恋してるなんて、やっぱりウソだったんだ。
少し離れた場所で未だに陽平くんのことを待っている様子のあの綺麗な女性と抱き合っていたのが何よりの証拠だ。
「……ウソつき!」
けれど「日和!」と大きな声で名前を呼ばれてしまい、とりあえず足を止める。
彼が近付いてくるのを背中越しに感じるけれど、怖い。
振り向けない。だって、何を言われるの?
あーあ、浮気がバレちゃったって思われてる?
ていうかそもそも私が浮気相手? 結婚する気なんて最初からなかったとか?
わけがわからないよ……。
「日和、どうしたの? こんな所まで!」
彼の声色はいつも通り明るいもので、ひとまず顔だけ彼に振り向く。
声色だけじゃなく、顔も笑っている。いつもの笑顔だ。
……仮にも婚約者に浮気現場見られて、何で笑っていられるの?
私のこと……好きだってあんなに言ってくれたのに。
「あ、メッセージくれてたんだ。ごめん、気が付かなくて。もしかして、それ……お弁当? 作ってきてくれたの?」
携帯を見ながらそう言い当てる彼に対して強い恥ずかしさを感じ、顔がカァッと熱くなる。
渡そうと思って持ってきたお弁当の袋を、思わず自分の背中に隠す。
「日和?」
……私、何で陽平くんの言葉をそんなに信じ切ってしまっていたのだろう。
私達が幼少時代に会ったことがあるのは事実。彼の初恋が私だということも本当かもしれない。
でも……今の私に恋してるなんて、やっぱりウソだったんだ。
少し離れた場所で未だに陽平くんのことを待っている様子のあの綺麗な女性と抱き合っていたのが何よりの証拠だ。
「……ウソつき!」