御曹司の愛され若奥様~24時間甘やかされてます~
愛されてます!
陽平くんと想いが通じ合ってから二週間が経過した。

相変わらず、彼は毎日私に愛を囁いてくれて、恥ずかしながらも幸せな日々を送っている。


そう言えば、この別荘での同居っていつまで続くんだろう?
そもそもの目的は、私と陽平くんが結婚するまでにお互いのことをよく知って、親睦を深めるため……なんだよね。

だとしたら、両想いになった訳だし、お互いに一回実家に帰って、そろそろ真面目に結婚の話をしていきたいなぁ……


って、ちよっと恥ずかしいけど……。



そんなことを考えていたある日、お父様から電話が来た。

その内容は、話したいことがあるため、今度の土曜日に実家に帰ってきてほしいというものだった。

じゃあ陽平くんも連れて一緒に実家に行こう、と思ったのだけれど、お父様曰く、私一人で来てほしい、とのことだった。


何で私一人で? と当然疑問には思ったものの、そう言われたからには仕方ない。
私は今朝、鏑木に別荘まで迎えに来てもらい、陽平くんを置いて一人で実家に帰ってきた。
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