【完】孤独な闇の中、命懸けの恋に堕ちた。
男二人相手に余裕な表情を浮かべる店員さん。
助かったと。お礼も言わずにホッと一息ついていると。
「服直して、さっさと帰れ」
指と指の間で酒の瓶を持ちながら、片付け始める店員さん。
こういう場面に慣れているのか、大して焦りもしない彼に、ちょっとだけ不信感を抱く。
てか...服はだけてるし。
でも不思議と恥ずかしいと思わないのは、店員さんがすっごく興味なさそうだから、なのかな?
「あの...助けてくれて、ありがとうございました」
恐怖で出にくかった声も、今じゃ自然に出る。
私より最後まで男に抗ってた光花の方が本当は怖がってたみたい。
震えながら、ただただ押し倒されたソファで寝転がったままだ。
「別に。
高く雇われてる分、問題を始末する、これが俺の"仕事"だ。」
今私たちがいる場所は、日本では珍しく治安が悪い所らしい。
暗すぎてよく分からなかったけど、来る途中
確かに異様な雰囲気が漂っていた。