「其の花の、真白に咲く」〜麗しの執事と令嬢の秘恋〜

「……エーデル・ワイスとは、気高い美しさという意味だそうです。……花弁も大輪ではない可憐な愛らしさで、本当にジュリア様のようですね……」

呟く彼を見上げると、翡翠のような青い瞳とかち合った。

「……あの薔薇が私のようなら、あなたは薔薇をどう思ってるの?」

見つめ合った視線をはずせないままで訊くと、

「……愛しいと……」

リュートはそう答えて、一瞬はにかむようにも微笑んでつと視線を逸らした……。



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