「其の花の、真白に咲く」〜麗しの執事と令嬢の秘恋〜

ーー彼との思い出に耽っていると、

「……どうかされましたか?」

と、傍らのリュートに声をかけられた。

「……エーデル・ワイスの薔薇のことを思い出していたの」

「そうでしたか……」

今は、ただそばに寄り添うようにもいてくれる彼に、

「……ねぇ、リュート、」

と、声をかける。



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