今日もたっくんに溺愛されちゃっています。
キーンコーンカーンコーン─────
チャイムが鳴ったと同時に、たっくんのクラスにダッシュした。
廊下から教室をソッと除いてみると、やっぱり…たっくんは女の子達に囲まれていて。
「芹沢くーん、携帯の番号交換しようよ」
「今日の放課後遊ばない?みんなで親睦会しよー」
今までは同じクラスで常に私が近くにいたからこんなことなかったけど…
やっぱり私がたっくんから離れてラッキーってみんな思ってるんだよね。
「ねぇ、いいでしょ?」
ベタベタとたっくんの腕に自分の腕を絡める女の子を見て胸がチクンッと胸が痛む。
「あれって芹沢くんの彼女だよね?うわー…コッソリ見に来るとか重っ」
「重い彼女と離れてくれて良かったよねぇ。これでみんな芹沢くんに近付けるしラッキー」
恐らくたっくんのクラスの女子だろう。
廊下にいた二人組が私の方を見ながらヒソヒソ話している声が聞こえてきた。
私…重いのかな。
ただたっくんが好きで心配なだけなのに。
なんだかその場にいるのが嫌になって、逃げるように自分のクラスに戻った。
休憩時間来るって言ってたのに…結局、たっくんが私に会いに来ることはなかった。