今日もたっくんに溺愛されちゃっています。


◆◇◆拓海side◇◆◇



朱里が家から出た後、ふとキッチンのシンクに目をやれば、そこにはやりかけの洗い物の山。

こういうとこキッチリしてるはずの朱里が放り出しちゃうなんて…ちょっとがっつきすぎたかも。

でもせっかくなんだから泊まってほしいよね。

そしたらずーっとイチャつけるし。




それにしても朱里遅すぎ。

洗い物の山を片付けた頃、時間を確認してみると既に一時間以上が経過していた。



うーん…逃げた、かな?

いや、絶対逃げないか。

だって、泊まってって言ったらとりあえずお風呂…とか言っちゃう無自覚お姫様だから。

これが深い意味なく言ってるんだから困る。

頼むから無防備な格好で来るのだけはやめてほしい、と切に願おう。

そんなことを考えながらリビングのソファーに腰掛けた瞬間ーーーー

ガチャッ、と玄関のドアが開く音がした。




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