今日もたっくんに溺愛されちゃっています。


「俺ら拓海には頭上がんないんだよね」

「どうして?」

「俺もハルも殆ど中学行ってなくてさ。中三になってやっぱり高校は行っときたいなって思った時にはもう手遅れ。やってこなかったから当然だけど全然勉強分かんなくて。受験も諦めてたんだけど拓海が付きっきりで勉強教えてくれてたんだよ。な、ハル?」

「そーそー。中一の時から三年間分の要点、分かりやすくノートに纏めたの作ってくれたりしたしな」



私にもよく作ってくれるノートだ…あれは本当に分かりやすいんだよね。

それだけじゃなく、たっくんは勉強教えるのすごく上手。

優しく丁寧に教えてくれるから先生より分かりやすいって思ってるくらいだし。




「拓海のおかげで俺らみたいな落ちこぼれでも高校行けたんだ。あ、今は夏休みだからこんな頭だけど学校の時は黒髪の真面目くんだからね?不良はもう卒業済み!」



ピースしながら嬉しそうに話すシュウくんの笑顔はやっぱり優しくて、私まで嬉しくなった。


新たに知ったたっくんも、やっぱり優しさと温かさで溢れてる。


たっくんが色んな人から慕われる理由が改めてよく分かった瞬間だった。
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