今日もたっくんに溺愛されちゃっています。
「一緒には寝てるんだけど、ね」
「マ、マジか!?嘘だろ?一緒に寝といて!?」
「嘘じゃないよ」
すごく驚いたようなハルくんの声とは裏腹にたっくんの声は落ち着いている。
「でもさ、拓海って俺らと出逢った頃、激しく女遊びしてなかったっけ?」
「まぁ…でもそれは昔の話だから」
「やっぱり遊びと本命は違うってことか。でもキツくないわけ?」
「それは…」
そこから先は聞きたくなかった。
だから咄嗟に後ろに下がり、わざとパタパタ足音をさせて。
それから大袈裟なくらい大きくドアをノックすれば、その音ですぐにたっくんが部屋から出てきたからそれ以上その会話が続く事はなかった。
「スイカ…持って来たよ」
「ありがと。朱里も一緒に食べようよ」
「…うん」
それから一時間くらいみんなで他愛もないことを話したけど、正直話の内容は全く記憶にない。
それくらい…自分の無神経さが嫌だった。