今日もたっくんに溺愛されちゃっています。




「朱里さぁん、どこのお店から見ますぅ?」

「あの、凜ちゃん?これは…どういうこと?」




現在の状況を軽く説明。

待ち合わせ場所に現れた凜ちゃんは片手で赤ちゃんを乗せたベビーカーを押していて、もう片方の手は5歳くらいの男の子と手を繋いでいて。

その状況で当然のようにショッピングをしようとする凜ちゃんに、私は戸惑っているのだ。


なんで子連れショッピング…?



「この二人、凜の甥っ子と姪っ子なんですけどぉ、今日子守り頼まれちゃってぇ」

「そうなの?突然子供連れてくるから何事かとビックリしちゃったよ」

「退屈なのかうちにいるとグズっちゃって…でも連れ出そうにも二人を連れて出る自信なかったんですぅ」

「それで私に連絡したの?」

「ほら、朱里さんってなんか子供好きそうだなーって思っちゃってぇ。フワフワしてるし子供にも好かれそうですよねぇ」




たしかに小さい子は昔から大好き。

可愛いし癒されるし何時間だって遊んでられるほど。

そういえば子供の頃、サンタさんに“妹か弟をください”って書いた手紙を枕元に置いたこともあったっけ。



「凜ちゃん子守りするなんてエライね。大変でしょ?」

「大変だけどお姉ちゃんの子供だから超可愛くてぇ。だから一緒にお出掛けしたいなぁって」

「そっかそっか。じゃあ今日は子守りに付き合うよ」

「わーい、さすが朱里さんっ…あ、電話だ」



わざわざ少し離れたところに移動した凜ちゃんは携帯を耳に当てた瞬間から嬉しそう。

彼氏、かな?
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