今日もたっくんに溺愛されちゃっています。




それから数分後。



「…朱里さんっ、お願いしますっ!」



電話を終えて戻ってきた凜ちゃんが突然私に頭を下げた。

その勢いは、思わず後退りしてしまうほど。




「3時間、いや…2時間だけっ!この二人お願いできませんか?」

「ええっ!?な、なんで…?」

「今の電話デートのお誘いなんですけどぉ…超イケメンでアピールしまくってた人なんですぅ」

「そうなの?でもね凜ちゃん、」

「さすがに子連れでデートするわけにいかないので…朱里さぁんっ、一生のお願いです!」

「うっ、」



こうなっちゃうと…NOとは言えない私。

好きな人からデートに誘われて嬉しい気持ちも分かるし。

何でもいいから一生懸命になるって決めたことだし、これで役に立てるなら2時間…なんとか頑張ってみよう。



「頑張ってみるよ。だからデート楽しんでおいで」

「朱里さぁん…超大好きっ!バイトしてたとき拓海先輩に色仕掛けしたこと謝りますぅ」

「ちょっと初耳だよ?人の彼氏に何してくれてるの…」

「ウフッ。でもぉ、拓海先輩ガード堅すぎてスルーされまくりでしたよぉ。朱里さん以外興味ないのが伝わってきてつまんなかったぁ」



たっくんが小悪魔の誘惑を交わしてくれてたなんて、全く知らなかった。

たっくんはやっぱり完璧で、隙もなくて…最高すぎる彼氏なんだ。

だから、私も負けないように頑張りたい。
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