今日もたっくんに溺愛されちゃっています。
取り乱した様子で叫んだマサトは、俺の背中をグイグイ押すようにして部屋から追い出すと、そのままドアを閉めて内側から鍵を掛けた。
予想外の状況にどうしたもんか、と、部屋の前で一人頭を悩ませていると、隣の部屋のドアがガチャッと空く。その部屋から出てきたのはシュウだった。
シュウは心配そうに眉を下げながらマサトの部屋の前に立ち尽くす俺に歩み寄る。
「マサト叫んでたけど…大丈夫か?」
「うん、大丈夫だよ。でもハードってこういうことなの?勉強的なことかと思ってた」
「アイツ俺と違って勉強はできるから。ただ…人と全く関われない。学校行かなくなる前は明るかったのに、急に変わっちゃって…」
「なるほどね」
「拓海ならマサトを救えると思うんだよね。だから頼む」
今まで色んな人を見てきたけど、マサトは一筋縄じゃいかないのが分かる。
でも…それでも諦めずに頑張っちゃうのが俺だから。
しつこく構うのはお手のものだし…心開かせてみようかな?
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