今日もたっくんに溺愛されちゃっています。



「それで?マサトはどこの高校行きたいの?」

「…行かない」

「なんだ、ちゃんと喋れるじゃん」

「…」

「行きたくないならそれでいいんじゃない?別に高校行ったからってエライわけでもないしね」

「…」



さっきから変わらないマサトの表情が、会話の中で少しだけ変わった瞬間を見過ごさなかった。

勉強、学校、友達…この言葉に険しい顔をしたから恐らくこれはNGワード。

好きなものの話題はOKっと。




「じゃあ早いけど俺帰るね」

「…」



帰ってノートを作ろう。

勉強は完璧にできてるから必要ない。それよりもっとマサトに必要なノートを作らないと。



「また明日来るね」

「…来なくていい」

「なんで?」

「…偽善者は嫌いだから」

「偽善者?」

「おまえみたいな奴がっ…僕みたいな人間を作るんだっ!出てけっ…!」
< 246 / 482 >

この作品をシェア

pagetop