今日もたっくんに溺愛されちゃっています。






次々に進んで行く話に頭がパンクしかけていると、飲み物を持ったたっくんが向こうからやって来る。



「お待たせ。リュウジ、今日もありがと」

「いいってことよ。お、俺にも飲み物買ってきてくれたのか?さすがは拓海様!」

「え?これは朱里のだよ」

「ちぇー。いっつも俺にはなしかよ」

「朱里ばっかいっつもズルイぞー。拓海くん私にはないの~?」

「ユメちゃんは彼氏に買ってもらいなよ。リュウジは自分で買ってね」



こんな特別扱いも、たっくんが私を再び追い掛け始めた中三の春からしょっちゅうあること。

あのときは何も考えずにただ喜んでいたけど、今はたまらなく嬉しく感じる。



「はい、朱里はミルクティーだよね」

「あ…いつもありがとう」

「どういたしまして」



軽くお辞儀をして差し出されたミルクティーのペットボトルに手を伸ばすと、受け取ろうとしたタイミングでたっくんの手に少しだけ触れてしまった。



「あ、ごめんね」

「うん…だ、いじょぶ…」

「「…(顔赤っ!分かりやすっ!ここで拓海様にバレたら嬉しすぎてぶっ倒れるっつーの!)」」



ああ、小さい頃は呑気にお手々繋いで歩いていたというのに。

恋をした途端、少し触れるだけでこんなにドキドキしちゃうなんて。

ユメちゃんも彼氏にこんな感じでドキドキしてるのかな…?

今度聞いてみよう。




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