今日もたっくんに溺愛されちゃっています。
たっくんのそんな努力を知ってしまった私は、ますます意識してしまって会話するだけでも緊張する。
「朱里、ボーッとしてどうしたの?一緒に帰ろ」
「は、はぃぃっ…!!」
思いっきり上擦ってしまった私の声を聞いたたっくんは、クスッと笑った。
「ハハ、どうしたの?朱里可愛い」
「…っ」
ドキドキにも色んな種類があることを知った。
今、感じているのは胸の奥がキュンッてくすぐったくなるようなドキドキ。
これが時々締め付けられるようにキュッとなったり、潰れちゃいそうな程ギューってなったり。
私が今まで知らなかったことばかりだ。
帰り道、家のすぐそばにある公園の前でたっくんが突然足を止め、立ち止まる。
それにつられるように私もピタリと足を止めた。