野いちご学園外伝(ホワイトデー)
『誰だっ!』「誰?」

あ~ばれちゃった、しかたないなぁ

「わたしです」

『あぁ、姫君の親友ではないか』

「まぁ、来てくれたんですの!嬉しい。何か私の知らないところで変なことになっているみたいで」

「そうでしょうね」

『貴女もファンクラブに加わりにきたんだね』

「あ~うん、そういう事にしとこうかな」

なんか面倒くさくなりそうだぞ

『そうかっ!それじゃこれが歌詞だ。今から姫君に溢れだす好きな気持ちを歌にのせて
お伝えするところである』

「へぇ~」

頑張れ頑張れアラブ先輩

『君ははじめてだからなんとなくついてきてくれるだけでいい』

「あ・はい」

口パクでいいかな

『それじゃ、せ~のでいくから』

「あ・はい」

もう直ぐ昼休みも終わるな

『まずは、イントロ30秒~るるるるる~』

「ごめんな、親友。あとでしっかりこうなった訳を説明するから」

これはしっかり謝っておかねば!

「な・なんとなく分かりますわ。ファンクラブのものたちにも食べてもらったんですね」

『るるるる~』
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