美しく優しいお姫様は探偵で



美城さんが言い返すことができないっていうのは……




あ、納得。





今横目で美城さんを見たんだけど、女神さまにみたいに微笑んでる。





そうだ、宇佐美さんと先輩の勝負の決着はついたかな……?





「そこまで言うなら聞いてやるよ」





ついたみたいですね。




勝者、宇佐美さん。




宇佐美さんは小さく親指を立てていた。





「さて、次の場所に移動しましょうか。そうだ、東雲さん。友人の小春さんに事件現場に来るよう連絡お願いしますね」




「え、小春ちゃんに……?」




「はい」





私はよくわからないまま、美城さんに言われた通り小春ちゃんに連絡した。


< 47 / 63 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop