待ってろあおはる
待ち合わせ時間まで…
やっぱり待ちきれなくて早く出た。

いつもの場所で待ってると…。
来た…!!見覚えのある車。
嬉しくて。
運転席に向かって、ぶんぶん手を振った。

はいはい。お待たせ。と、笑いながら
あたしを見て、
なんだか…いつもと違うね。と
戸惑ってる。

そして、ふっと優しい顔になって、
違う子拾ったかと思ったよ。と笑う。

え!?やっぱり変だったかな…。
焦るあたしに。

んーん。可愛い。すんごい可愛い。

…棒読みじゃないかしら?

うはは。なんかさ…。
照れるわー。
勘弁して。さ、行くよ。と、赤い顔をしてる。

どこ行くの?と聞くと。

お昼まだだよね?
あそこ行こ。と、ニコニコする先輩。
ついたお店は、初めてお二人様した
場所だった。
席も前と同じ所が予約されてて。

わ。なつかし…。
あれから、まだ二カ月?
なんだか、すごい前みたい…。

そうだよね。
あん時、最初で最後だと思ってた。
ほんと、こうしてるのがウソみたいだねぇ。

そんなこと言われて、想い出す…。
あの時のドキドキ。
あたしも、あの日で最後だと思ってた…。

…先輩、後悔してない?

ん?
…してないねぇ。

…ちづるは?

全然。

…そっか。よかった。

うん。

二人で笑って、メニューを見た。

今日があるのも奇跡的なんだよね。
うん。しっかり楽しもう。



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