待ってろあおはる
学校があるから、気が紛れているのかも。
サークルもある。
あのお別れ会の後、みんなに声かけられた。

ちづるちゃん、真崎先輩と付き合って
たんだって?
ビックリしたよー。
ラブラブなんだって?
色々と聞かれるのを、逃げまわって
いたけれど。

昨日、マネージャーがあたしに言った。
先輩、東京行くんだって?

まだ決定ではないけど…たぶん。と言うと。

やっぱりね。
最近、元気ないと思ったよ…。
この後、暇?と、聞く。

はい…と、答えると。

今日、うち泊りにおいで。
あたしが、ご飯作ってあげる。
こう見えて、お料理上手な女なんですのよ。
と、笑う。

あたしも、今日は彼氏来ないし。
愚痴でものろけでも聞くから。
ね?と、言われて。

心配してくれてるマネージャーに、
甘えることにした。


本人、冗談のように言ってたけど
ウソみたいに料理上手で。

お腹いっぱい!
どれも美味しかったです!
こんなに料理上手だと、彼氏さんも
幸せですね。と、笑うと。

男は胃袋つかむのが大事よ!と、
ウィンクしてみせる。

あたしは、ご飯作ってあげることも
出来なかったなぁ…。
と、つぶやくと。

離れて…付き合っていけそう?と、
あたしの目を見る。

今は…頑張ろうと思ってます。
つらいけど…。
でも、あきらめたくないんです。

泣き出してしまうあたしに。
いいよ、我慢しなくて。と、
ティッシュの箱をそっと置いてくれる。

ちづるが卒業するまで、あと3年もあるしね。
離ればなれの状況が、続くわけだよね。
つらい…よねぇ。

頑張りたいのはわかる。
応援したいし。
でもね。
もし頑張れなくなったら…
一人で抱え込むんじゃないよ?

あんた、今も一人で悩んでるでしょ?
この手見てごらん?気づいてない?
もともと細っこいけど、折れそうだよ?
笑ってる顔もあんまり見ないし。

あたしもそうだけど…。
みんな心配してるよ?ちづる…。


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