Perverse second
ニヤリと笑った竹下は、指を折りながら俺と津田さんを比べ始める。



「仕事できるし」



確かに津田さんは俺の目標にしている人で、いつか超えなければならない人だ。



「人望厚いし」



あの人ほど人を大切にして、人から慕われる人はいないんじゃないかと思う。



「将来凄い出世しそうだし」



確かに給料以上の働きができる人だから、今後どんどん出世していくだろう。



「ナチュラルイケメンだし」



そう、腹が立つことに、本当に嫌味もクセもなく、本当に笑顔が似合うイケメンなんだ。



「なにより優しいですもんね」



優しさでできている人だといっても過言ではないだろう。



俺には黒かったけど……。



「きっと彼女になったら、めちゃくちゃ大事にしてくれますよ」



津田さんなら間違いなく恋人を大切にするだろう。



あの人の愛情は最上級だ。



「うっわ。三崎さん、どうして津田さん選ばなかったんですか?勿体ない」



俺も両腕を広げオーバーリアクションで頭を振る竹下の言葉に驚く。



ホントなんで三崎は津田さんを選ばなかったんだろ……。



「……勿体ない……」



呟いた三崎に「うぉいっ!」と間髪入れずに突っ込んだけれど、三崎は俺を見上げて微笑んだ。



「勿体ない、とは……全然思わないよ?それは竹下さんもでしょ?」



そう言って笑う三崎は、本当にいい女だと思った。
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