Perverse second
完全に力の抜け切った手では何をどうすることも出来ない羞恥心からか。



みるみるうちに三崎の目に涙がたまる。



俺を捉えて逸らさない瞳から零れた涙をペロリと舐めると、それだけで彼女の身体は赤みが増す。



「お前、自分が今どんな顔してるかわかってる?」



「…アっ…わかんなっ…ン…」



絶えず刺激する俺の手に喘ぎ感じながら、三崎はふるふると首を振った。



「あぁっ…こんな…感覚…ぁんッ…初めてだも…んンッ…」



「…初めて?」



「こんな…の…初めて…なの…」



ここまで彼女を乱した男は俺が初めてだと。



そう白状されてしまったら、もっと追い詰めて啼かせてみたいと思うのは男の性。



「…っやぁぁン」



身体がビクビクと震えだし、全身が快感で踊りだす。



色付き汗でしっとりと濡れた肌は、躊躇うほどに艶めかしい。



彼女の煽れる欲望は、目で、耳で、感覚で。



全てで俺を感じてくれている。



「…あン…あ…あぁッ…ひゃぁあっ!」



大きく腰が弓なりに逸れた瞬間。



彼女は全てを溢れさせた。



「あーあ。腕までぐっしょり」



濡れた手を掲げながら、俺はニヤリと微笑んだ。
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