恋のカタチ
「前々から仲良くなりたいって思ってて、昨日から宮村くんとはお友達になりました!」


嘘っちゃ嘘だけど仲良くなりたかったっていうのは嘘じゃないから。


……曖昧な感じにしておこう、とりあえず。


「へー、そうなんだ!なんだよ陽人それぐらい言わねーの?」


私の発言にそれほど不信感を持たなかった神木くんは肘で宮村くんの腕をつついた。



「別にお前に言うことでもねーし」


「相変わらずつめてーなー」


「…うるせ」


そんなこと言いながらも嫌そうな顔はしてない宮村くんに笑ってしまう。



……ツンデレですね。


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