恋のカタチ
*
「みーゆちゃん!」
「うわっ!…神木くん?」
放課後になって荷物をまとめていると後ろからドンッと抱きつかれる。
「…え、と。なんで急に名前呼び?」
昼休みの時は渡辺さんだったのに今は美優呼びだ。
「あ、俺さ仲良くなった子には下の名前で呼ぶ派の人なの」
にこっと笑って私の手を掴んでぶんぶんと握手してくる神木くん。
「だから俺のことも遊也でいいよ」
「いや…。私は神木くんで」
そんな人気者の神木くんを名前呼びだなんて恐れ多い。
私はどちらかというと目立たない方の人間なのに。
「みーゆちゃん!」
「うわっ!…神木くん?」
放課後になって荷物をまとめていると後ろからドンッと抱きつかれる。
「…え、と。なんで急に名前呼び?」
昼休みの時は渡辺さんだったのに今は美優呼びだ。
「あ、俺さ仲良くなった子には下の名前で呼ぶ派の人なの」
にこっと笑って私の手を掴んでぶんぶんと握手してくる神木くん。
「だから俺のことも遊也でいいよ」
「いや…。私は神木くんで」
そんな人気者の神木くんを名前呼びだなんて恐れ多い。
私はどちらかというと目立たない方の人間なのに。