異世界にて、ファッション革命起こします!!


ウエスト当たりにこぼれたシミはそれで綺麗に隠れた。
さらに、ズドーンとしたラインだったドレスがベルトをした事でスッキリ可愛いドレスに変身した。


「これで良し!」


アメリア様を鏡の前に連れて行くと、ベルトを巻いて変わったドレスにびっくりしている。


「きれいなバラ!それに、汚れが分からなくなった!モネ様すごい!」


振り返るアメリア様には、可愛らしい笑顔が戻った。
アガタさんもキーラさんもホッとしている。
時間にして四十分くらい。
さぁ、戻らなくては。


「さ、それじゃあ綺麗に変身したアメリア様を見せびらかしに行かなくては!戻りましょうね?」


そう声を掛けて、私はアメリア様と手を繋ぎ会場の庭園へと戻る。
すると、少しソワソワと落ち着きなさげな公爵様をお父様が宥めていた。


「モネが連れて行ったのだ、アメリア様は元気に戻って来るさ」

「えぇ。しかし僕が目を離さなければアメリアが気落ちせずに済んだのに。ヴィオラが今日の為に用意した衣装なので、アメリアは喜んでいたからきっと落ち込んでいます…」


肩を落とす公爵様に、アメリア様が駆け寄った。


「父様!父様見て!モネ様がとっても素敵にしてくれたのよ!」


その声に振り返りアメリア様を見た公爵様はびっくりしている。
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