この世界にきみさえいれば、それでよかった。
あとがき



あとがきです。


まずここまで読んでくださり、ありがとうございました!

久しぶりに「命」や「生きること」をテーマにした作品を書いて、私自身ツラくなってしまう箇所がいくつもあったのですが、こうして形にすることができてホッとしてます。


過去の出来事で深い傷を負ったサユと、生きてることに迷いながらも優しさを忘れなかったヒロ。

サユが作中で「きみは私のヒーローだね」と言う場面があったのですが、まさにヒロはサユの心の救いになってくれました。


なので、サユがヒロのことを大切になればなるほど、別れのシーンは苦しくて。

ヒロがいなくても大丈夫!なんて強い子でもないので、どうやってラストを書こうか迷いましたが、ヒロが残してくれた繋がりのおかげで最後は笑っているサユを書くことができました。


実はこの作品は私のデビュー作でもある「キミがいなくなるその日まで」とリンクさせた部分があり、作中に出てきた〝うしお浜〟という海はそのひとつです。

気になる方がいれば、そちらの作品も合わせてよろしくお願いいたします。



では、最後になりますが数ある作品の中から、この作品を読んでくださり本当にありがとうございました。


すべての方に愛と感謝をこめて――。



永良サチ


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