極甘同居~クールな御曹司に独占されました~
しばらくして再び私の足が止まった。

ランジェリーショップのショーウィンドウだ。

以前に一、二度奮起して、こんなお店で下着を買ったことがある。
でも私は標準より胸が大きいので、決まって海外製の一万円以上するような下着を勧められてしまう。
痴漢にもよく遭うし、この胸でいい思いをしたことは一度もない。

前述のイケメン先輩も、友人達との陰口で〝良かったのは胸だけだった〟と私のことを屈辱的に評していた。
そして、男慣れしていない私との行為を面白可笑しく嘲笑していた。

勇気を出して捧げた〝ハジメテ〟はそんな風にして散ったのだった。


あれからかなりの時間が過ぎた。
なのに、自分では成長したつもりでも、時々私は自分がチルド保存されたようにあの頃と変わっていない気がする。



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