極甘同居~クールな御曹司に独占されました~
この日、有香と訪れたのは、高梨さんと初めて出会った新橋の蕎麦屋だった。
「同棲生活はどう?」
「相変わらずだよ」
有香に高梨さんへの自分の気持ちを打ち明けてしまおうか?
ここに来るまでの道中もずっと考えていたけれど、結論が出ない。
まだ自覚したばかり。
まだ消せる思いかもしれないし、いくらこれまで散々焚きつけられてきたといっても、有香にしてみればイケメン嫌いの私に対する冗談に近かったのかもしれない。
本当に私が高梨さんを好きになったと聞いたら、有香は大笑いするに決まっている。
「三和テックとの縁談はどうなってるの?」
「それ、私も有香に聞きたかったの。何か噂聞いてない?」
「全然」
「そっか……」
「同棲生活はどう?」
「相変わらずだよ」
有香に高梨さんへの自分の気持ちを打ち明けてしまおうか?
ここに来るまでの道中もずっと考えていたけれど、結論が出ない。
まだ自覚したばかり。
まだ消せる思いかもしれないし、いくらこれまで散々焚きつけられてきたといっても、有香にしてみればイケメン嫌いの私に対する冗談に近かったのかもしれない。
本当に私が高梨さんを好きになったと聞いたら、有香は大笑いするに決まっている。
「三和テックとの縁談はどうなってるの?」
「それ、私も有香に聞きたかったの。何か噂聞いてない?」
「全然」
「そっか……」