極甘同居~クールな御曹司に独占されました~
唇を重ねるうちに、いつしか私たちは折り重なるようにソファーに崩れていた。


ブラウスの上から、彼の手が私の身体の稜線を味わいながらなぞっていく。
それだけで身を捩りたくなるほど息が上がった。


彼の手は腰から脇腹へ、それから胸に触れたあと、ブラウスの首元に届いた。
プツリと音がして、ボタンが一つ外される。

それから、もう一つ。


開かれた首元を唇で愛撫しながら、彼は続けてボタンを外していく。

薄いレースで隠された谷間に啄むようなキスをしたあと、彼は熱い吐息をともに上体を起こした。


「ここじゃ駄目だ」


そうつぶやくと、彼は私を抱き上げた。

抱き上げられるのはもう幾度目だろうか。
その度にいろんな意味で慌てたりドキドキしてきたけれど、今回は何もかもが違う。

今から起きるのは、彼が本当の意味で私を抱くということ。
私を自分のものにするという意思表示だった。


男性に身体を開くことへの畏怖と、彼への恋情と渇望が押し寄せてくる。


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