極甘同居~クールな御曹司に独占されました~
『アメリカに電話しちゃえば?』


「でも……忙しいのに」


『高梨さんと柚希が今までどんな会話をしたのか分からないけど、高梨さんほどの人なら絶対、柚希がほとんど恋愛経験なくてウブなのわかってるはず』


「……うん」


『だから柚希の不安を伝えたら、ちゃんと理解してくれるはずだよ』


「忙しいのに、そんな用件で電話したら迷惑じゃないかな……」


『こんな状況だもん、いいんだよ。釘を刺す意味でも、私なら聞いちゃう』


直接話せるうちにこの話を聞いていたら良かったのに。彼の真剣な仕事ぶりを間近で見てきた私には、自分の不安感の解消だけのために電話するのはあまりにハードルが髙かった。


有香との通話を切ってから、私は何も考えられずに、ただスマホのカレンダー画面を見つめていた。



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