極甘同居~クールな御曹司に独占されました~
「高梨さんがはっきりしたことを言わなかったのは、自分の立場あってのことだったんだね」


「だったら、最初から柚希に手を出さなきゃいいじゃない」


有香は半泣きになっている。


「いいの、有香」


夢を見られて幸せだった。
恨み言を言う女になりたくない。
少しでも鮮やかに彼の記憶に残れたらいい。


「野良猫は別れ際をちゃんとわきまえてるの。それだけでも、私は昔より進歩したの」


〝彼の夢を理解し、一技術者として支えています〟
和久井梨乃に語った言葉通り、私は元の場所で彼を支えていく。



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