極甘同居~クールな御曹司に独占されました~
「好きだ、柚希」


聞こえたのは、ずっと待っていた言葉だった。

それでも彼と結ばれた日からずっと抱えてきた不安を吐き出さずにはいられない。
彼の立場では、恋愛イコール結婚ではないのだから。


「私とは高梨さんでは住む世界が違います。高梨さんはこの大きな会社を背負っていく人です。多くの従業員の生活も背負っています。高梨さんご自身が一番わかってるはずです。現実的に、私じゃ足りないんです」


後から引き裂かれるぐらいなら、今の方がいい。
そう思うのに、涙が溢れて止まらない。


「私は何も持ってない。してあげられることがほとんどありません」


「勝手に決めるな」


怒ったような鋭い声が私を遮った。


「御曹司だってただの男なんだよ。住む世界が違ったとしても、心と感情のある、ただの男なんだよ」


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