地獄的恐怖鬼ごっこ
「私がいないとあやか、困っちゃうでしょ?」

確かにそう、だけど......。

私のために、どうしてここまでしてくれるの。
みのりに迷惑をかけたくない。

これは、私だけの責任だから......。

全て、私がいけないことで、全て自分で解決しなくてはいけないのに。

「一人で抱え込まない! 昔っからいつもあやかはそうなんだから!」

少しだけ心が暖かくなった。
これが本当の友達というものなのだろう。
みのりにはいつも助けてもらっている。
それもいつもいつも実感している。


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